COVID-19感染予防のために台湾で生産された「高端製ワクチン」の接種が8月23日(月)にスタート。中央流行感染症指揮センターは同日、少なくとも1回目の接種を終えた人の割合が全体の4割を超えたことを明らかにした。
同センターによると、同日高端製ワクチンを接種したのは7268人に及び、これでワクチンを接種した人は累計で1024万人となった。高端製ワクチンは20歳以上のすべての人を対象に予約を受け付けており、今回29日(日)までの第1期接種には約60万人が予約している。
一方、25日(木)までに接種した人のうち心筋梗塞や動脈剥離のため4人が死亡しているが、ワクチンとの関係性は確認されていない。
高端製は組み換えタンパクタイプで、ウイルスベクタータイプのAZ製、メッセンジャーRNAタイプのモデルナ、ファイザーと構造が異なり、副反応が起こりにくいのが特徴。なお蔡英文・総統も同日高端ワクチンを接種しており、25日(木)時点で問題はないとしている。
(8月25日)