美術大会の受賞作品で物議 中学生、歩行者の権利を風刺

桃園市の中学生による漫画作品が今年の全国美術大会で最優秀賞に選ばれ、同校ではFacebookの公式アカウントにて祝福コメントを投稿。しかし同作品が横断歩道を渡る歩行者を風刺したものだったことで物議を醸している。

作品は中学1年生が描いたもの。「帝王條款」と題し、バスやタクシー、バイクのドライバーがクラクションを鳴らす中、皇帝らしき人が横断歩道を悠々と渡る様子を描いた。学生は「社会は人が互いに尊重し合い、歩行者は素早く道路を横断するべき」と考え風刺的に表現。しかし人権団体などから政府の「歩行者地獄」改善のための法制化を批判するものとして物議を醸している。

(12月12日)

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