今年3月、エジプトのスエズ運河で座礁した台湾の大型コンテナ船「エバー・ギブン号」が賠償問題から出航を禁じられていた件で、7月7日(水)、所有者側とエジプト運河庁の正式合意を達成。船も停留から3カ月余りを経て同日出航した。
同コンテナ船は3月23日、中国からオランダのロッテルダムへ向け航行、スエズ運河を北上中に座礁。運河を塞ぐ形で大渋滞となり、毎時間400億円超の経済損失を引き起こした。6日間に渡る離礁作業により船体が移動されたが、賠償問題を巡りエジプトの裁判所が出航を禁じた。
運河庁によると当初の賠償請求額は9億2000㌦だったが、5億5000万㌦で合意に至った。
(7月7日)