高雄市林園区に住む40歳代の女性が中国から帰国後、自宅隔離期間中の9月21日(月)に遺体で見つかった件で、調査の結果死因は自死であったことがわかった。
同局によると亡くなった女性は16日(水)に上海から帰国、高雄国際空港から自宅へ直行し14日間の自宅隔離に入った。独り暮らしで、自宅を訪れた町内会役員には特に心身的な苦痛や悩みを訴えることはなかったが、他市縣に住む母親や姉と頻繁に連絡を取り合っており、自殺の意思をほのめかしていたという。
調べによると女性は環境保護局にゴミの回収を依頼、ところが予定日の前日にスタッフが連絡したところ応答がなかったため民生局へ通報。局員と警察が女性宅を訪れ、浴室で遺体を発見した。
高雄市衛生局は隔離期間中の電話や訪問回数を増やすなど、サポートに注力しこうしたケースを防ぐとした。
(9月23日)