台南市衛生局は2月21日(日)、自主健康管理期間を満了していない職員に研修への参加を強制したとして、永康区の某企業責任者に対し1万5000元の罰金支払いを命じた。同職員は研修後に新型コロナウイルスの感染が確認された。
中央流行感染症指揮センターによると、同職員はフィリピン籍で2月3日(水)に訪台。2週間の隔離期間を満了した後、さらに7日間の自主健康管理期間中の19日(金)、雇用主である同社責任者から、同じく管理期間中である4名とともに、永康区内にあるオフィスビルにて行われる研修に参加するよう要求された。責任者はスタッフの制止も聞かず、研修への参加を強制したという。
なお2週間の隔離が満了した18日(木)、同社の求めにより自費検査を受け、翌日の研修終了後に感染が確認されている。なお研修では26人の接触者が判明しており、うち15人が隔離期間中、11人が自主健康管理期間中だったこともわかった。
これを受け、同職員が訪れたビルでは20階を含め3フロアの共有スペースの、また環境保護署も同ビル外壁の消毒を行った。
(2月24日)