蘇貞昌・行政院長は12月13日(日)、台北市内の漫画専門書店を訪れ、経済部が景気対策として打ち出したクーポン「振興券」を利用し孫娘へプレゼント用に漫画本を購入。しかしながら購入時に、行政院を名義とした領収書を発行していたことが発覚し、世論の批判が集中している。
秘書長によると、蘇院長は「台湾作品を支持する」として同店を訪れ、計3010元分を購入。うち3000元を振興券で、10元を現金で支払い「領収書は発行していない、発行されても公費として認められない」と否定した。しかしながら蘇院長の買い物風景を報道したニュースで、行政院の統一番号が表示されたレジ画面が映っていた。
これに対し院長の娘がマンガ本の画像とともに報道を否定する内容を投稿。またこの画像内で作家のサインの日付が院長の来店前日であることから騒動が拡大した。同店によると、作家は蘇院長の来店予定を知り前もってサインしたものを院長に進呈。この作品に関しては現金も三倍券も使用していないとしている。
(12月17日)