世界規模の写真コンテスト「モスクワ国際フォトアワード(MIFA)」にて、台湾人の写真家・楊宗翰氏による作品「夜間隧道」が建築部門グランプリを受賞した。
楊氏の作品に写るトンネルは基隆市内の〝蓬萊第一洞〟と呼ばれる場所で、氏によると子どもの頃毎日必ず通らなければならず、通る時は時間の流れが遅く感じていたという。トンネルの形状や印象は曖昧なのに、内部の光と壁の質感、時空を超えるような雰囲気が記憶に強く残り、今回の題材に選んだと話している。
受賞作品は6月19日(水)~23日(日)まで「モスクワ・フォト・センター」にて展示予定。
(5月27日)