台湾立法院は5月17日(金)、同性カップルの結婚に関する特別法案を賛成多数で可決。異性間の結婚について定める民法に準じ、同性カップルも同等の権利が保障されることになった。
同日は大雨に見舞われたが、立法院前には約4万人が集い、可決の報告が届くと歓声が上がった。民進党秘書長の羅文嘉夫妻やロックバンド「滅火器」のメンバー、歌手の戴愛玲や林俊逸、また映画監督の蔡明亮も姿を見せ、集まった人々と喜びを分かち合った。
24日(月)には台湾全土で婚姻届けの受理を開始。台北市民政局では同日午前、信義区の信義広場にて支持団体らと「ウェディングパーティ」を行う。
今回はアジア初とあって、海外メディアの注目も大きく、ガーディアンやCNN、NYタイムスなどがこぞってこのニュースを伝えたほか、海外の俳優や映画監督らも祝福のメッセージをSNSなどで公開した。
(5月22日)