台北市信義区にある焼肉店「Honey Pig」が近頃、厨房の衛生検査で不合格となったほか、店内で使用する食材の期限切れ、さらには野菜から基準値を超える農薬が検出されたことがわかった。行政院消費者保護会が行った調査で発覚した。
行政院消費者保護会はこの度、食材の衛生状態、厨房など店内の衛生環境、消防、建築工程管理の四項目に関する調査を実施。同店では厨房の衛生状態が深刻で、床と天井及び排水溝の掃除が行き届いておらず、キッチンスタッフがアクセサリーを身に着けていたほか帽子を着用していなかった。
また野菜で農薬が基準値を超えていたのは大陸妹(福山レタス)だったが、同店は7月24日(火)、台北農産運銷股份有限公司(北農)から仕入れたものであると主張。一方北農の調査では別のサプライヤからの商品であるとし、管轄当局のさらなる調査により明確にされることを期待するとした。そのほか店内にあったビーフコンソメの賞味期限が5月だったのに対し、同店は「以前のスタッフの私物」と主張している。
(7月25日)