マリアナ諸島で発生し、7月6日(金)頃から勢力を強めた〝超強級〟台風8号「マリア」は10日(火)午後に沖縄を通過、同日23時頃には台湾へ上陸、北部が暴風域に入った。
今回の台風は気象図で〝台風の目〟がはっきり確認でき、最大風速は秒速70㍍と超大型。中央気象局では警戒を強め警報を発令、台北市では10日(火)16時以降の〝停班停課〟を発令し市民に帰宅を勧めた。
台湾電力の統計によると、11日(水)正午までに新北・新竹市を主とする全土で5万9485戸が停電。うち約5万3000戸は朝までに修理作業を経て復旧したが、残る約1割は同日夕方まで不便を余儀なくされた。
また中央災害対処センターによると、この台風により基地局490カ所が損傷を受け、3438人が避難、強風に煽られ転倒などで2人が亡くなったほか、3人が軽傷を負ったことがわかった。
(7月11日)