桃園市中壢区にある産婦人科医院にて、手術を受ける女性患者に麻酔を過剰に投与しわいせつ行為をしたとして、桃園地方検察署は2月21日(木)、同医院を経営する医師の男を起訴した。
検察の調べによると男は61歳で、患者に対し本来投与する麻酔薬量10ccに加えプラス3ccの過剰投与をし、眠っている間に行為に及んでいた。妻の話では夫は愛人がおり、一昨年には自宅に連れ帰り共住していたこともあるという。
昨年4月、男が手術台で異常な行為をしていることに気づいた妻が手術室内に隠しカメラを設置。映像から事実が発覚した後、直ちに警察に通報した。警察はほかにも被害者がいるとみて追跡調査を行っている。取り調べに対し男は罪を認め、後悔の弁を口にしているという。
男は昨年、診察せずに薬を処方し4万元の罰金を科されていたほか、2005年には患者の健康保険証を利用して調剤診察費を不正取得し1カ月の営業停止処分を受けたこともある。
(2月23日)