台北市文山区の世新大学にて12月11日(月)午前、男子学生が女子学生を果物ナイフで刺すという事件があった。
2人はともに同大学の学生で、男子学生は英文科の3年、女子学生は企業管理科の2年生。女子学生によると男子学生は3~4年に渡り想いを寄せていたが、女子学生は明確な態度で拒否し続けてきたという。しかしながら女子学生が同大学に進学すると、別の大学に進学した男子学生が同じ大学へ転入するなどストーキングやセクハラ行為ともとれることもあった。女子学生は自身のFacebook上で彼を「癩蛤蟆(ヒキガエル)」、「蟑螂(ゴキブリ)」と罵るなどしたことから、同日校内の教室で口論に発展、女子学生にナイフで3度切り付けた。女子学生はすぐに医療機関で手当てを受け、命に別条はなく障碍が残る可能性もないという。
今回の件に関し、女性団体らが現行の家庭暴力防治法及びストーキング防治法が適用されないため罰則が軽減されると指摘、政界で議論を呼んでいる。
(12月13日)