台北市士林区の故宮博物院が修繕工事のため2020年末から3年間に渡り休館するとの報道に対し、台北市観光伝播局は11月14日(水)のプレスリリース上で、工事に伴う展示区の縮小などに関しては前もって告知する旨を発表した。
同博物館は台湾が世界に誇る展示品数と規模を有し、市を訪れる観光客の多くが足を運ぶ名所。同局の統計によると16年の観光客の53・2%、17年には38・8%が来館しており、閉館の噂に観光業界では年間500万人の客数減を懸念する声が囁かれていた。
また同館長・陳其南氏は13日(火)に記者会見を開き、現時点で閉館はあくまでも選択肢の1つであり、閉館しない方向で進めていると強調した。
(11月14日)