6月22日(土)午後、韓国の仁川空港から台湾の台中へ向かうコリアン・エア(大韓航空)KE189便が、離陸から約1時間後に機体トラブルにより仁川空港へ引き返したが、その際に機体が急降下したことで乗客らが不調を訴え病院に搬送された。
同便は22日(土)16時45分に仁川国際空港を出発。およそ50分後、チェジュ(済州)島周辺沖の上空で機体の与圧系統のエラーが表示されたとして、操縦士が仁川へ引き返すことを決めた。その際、10分ほどの間に高度3万フィートから1万フィートまで機体を降下させたことで、乗客が鼻血や血圧の不調、鼓膜の痛みなどを訴えた。
同機は無事仁川空港に着陸したが、乗客らは「死ぬかと思った」と語った。
また近頃、乱気流で機体が大きく揺れる事象が増加。英国の大学の専門機関による研究では、過去40年間で激しい乱気流の発生率が55~65%増加していることが判明。気候変動との関わりが原因と指摘されている。
(6月24日)