長栄航空(エバー航空)の客室乗務員が加入する労働組合「長栄航空企業工会」は6月11日(火)、同社に対し、組合員らがストを決行した場合の非組合員への「支援手当」支給を要請した。
同社乗務員を含む台湾の航空会社客室乗務員が加入する「桃園市空服員職業工会」は7日(金)、同社所属の組合員2949人の同意を得て合法的にストを行う権利を獲得。これにより予告なしにストを決行することが可能となった。
同社客室乗務員らは労働協議に対し意欲的だが、同社側は強硬的な姿勢を見せている。10日(月)には同社労使担当者を招いた話し合いの場が持たれ、20日(木)に正式な協議を行うことで合意。協議が拒否されない限り20日(木)まではストを実行しないことも確約した。
同社では6月、新型機体を導入したため年間運用率が6%増となったが、一方で乗客の予約率は昨年同期比で4%減。ストのニュースにより乗客が同社を避ける傾向が指摘されている。
(6月12日)