新北市の中学校で2023年12月男子生徒が刃物で首を切られ死亡した事件の控訴審で、台湾高等法院は、殺人罪に問われていた当時未成年の男子生徒と女子生徒に対し、懲役12年と11年の実刑判決を言い渡した。いずれも一審の懲役9年、8年を破棄し量刑を引き上げたが、被害者の両親は「それでも軽すぎる」として、法廷で涙ながらに訴えた。
@鏡周刊
事件は同年12月25日の昼休みに発生。当時3年の女子生徒が、被害者の男子生徒と口論になり、不満を募らせて知人関係にあった加害男子生徒に助けを求めた。2人は言い争いになり、加害者がスプリングナイフで被害者の首や胸などを複数回刺傷。被害者は大量出血により翌日死亡。女子生徒は現場で暴行を煽る発言をしていたと認定されている。
一審では、2人が犯行当時18歳未満であり、施設収容中に反省の姿勢を示していることなどを考慮し、刑法の未成年者減刑規定を適用。しかし、検察側と被害者家族は「校内での極めて残虐な犯行であり、社会的影響も大きい」として控訴していた。
(12月23日)

























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