台湾南部の観光地で閑古鳥 営業収入が5~9割減少

 

台湾南部の観光地として有名な恒春半島の観光業者より、近頃観光客数が昨年に比べ100万人以上減少していると報告された。

今年上半期、墾丁国家公園内の観光地点における観光客数は132万8700人と〝雪崩式〟に減少。特に中国人に人気のスポット「鵝鑾鼻」、「猫鼻頭」の状況が最もひどく、観光業者は政府が改善に着手することを期待しているという。

墾丁国家公園管理処によると、今年上半期に同園を訪れた観光客数はわずか211万人余り。昨年の約344万人と比較し、132万8700減少したうえ、特に人気だった「鵝鑾鼻」で昨年比25万人減の43万人、「猫鼻頭」は73万人減の33万人しか訪れていないという。

同地区では、近年の観光盛況を受け、旅館や民宿などの宿泊施設、商業店舗が急増。しかしながらこの1年の売り上げは、例年の1割~5割程度に留まっている。

(7月24日)

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