先住民族の最高地位の証 羽根飾り取られ訴える

台湾の先住民であるパイワン族の女性が、公然侮辱罪で同族長の孫を訴えていた件で、屏東地方法院は6月18日(火)、族長の孫の行為は侮辱罪に当たらないとして無罪を言い渡した。
原告女性はパイワン族の収穫祭の式典に際し、3本の鷲の羽根を使った装飾を頭に施していた。しかしながらこれは最高位の人物でることを表すものであり、原告が身に着けるのは不適切だとして被告が見咎め、注意を促したものの原告が受け入れなかったため強硬手段に出たという。
同法院は先住民の伝統文化や風習を主張する被告の言動には矛盾がないとして、原告の訴えを取り下げた。
(6月18日)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 台湾立法院は1月21日(火)、民国114年(西暦2025年)度予算案を可決し、総額約2075億元の削…
  2. 1月21日(火)0時17分、台湾南部の嘉義縣大埔郷を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生、震源…
  3. 南港中信金融園区の「屋外スケートリンク」が今年も3月2日までの期間限定でオープン。 冬のスポ…
PAGE TOP