【ジャピュラン☆ガイド】第26回 阿城鵝肉(アーチェンウーロウ)

 

連日行列のダック肉専門店

台湾滞在歴が長くなってくるほど、有名店には行かないって現象ありますよね。小籠包なんて日本から家族や友人が来た時しか行かないって人も多いでしょ。私はそれに加えて行列に並ぶのが嫌いなもんで、自然とそういう店からは足が遠のきがち…とはいえ情報媒体の編集者なんだから行ってて当たり前っていうプレッシャーとの闘いが脳内で繰り広げられ、今回は意を決して行ってきましたよ。

こちらもジャピュランならぬ台湾ミシュランの2019年版「ビブグルマン」に選ばれた「鵝肉(ダック)」専門店で、正真正銘の有名人気店。連日行列してるんだよね…あー行きたくない(笑)。本店は新北の土城で、この吉林店斜め向かいにも支店がオープンしちゃったんだけど、そっちにはビールがないんだって。

ジューシー脂身のモモ肉

けっこうな人数が空席待ちで並んでたけど、15分で入れたんだから回転はいいみたいね。さてさてオーダー。メインのダックは「半羽」(800元)から「手羽先」(40元)まで部位ごとに選べるみたい。一番オーダー率が高いのは胸肉「前段」とモモ肉「後段」で、調理法は塩ゆで「白斬」かスモーク「煙燻」のいずれかで。ヘルシーな胸肉か、しっとり脂身の多いモモ肉か、悩んだけど今回はモモで! 2~4人前だと300元、4~6人前だと400元ね。

サイドメニューは台南名産の魚「虱目魚(サバヒー)」(95元)に滷味の「黄金筍」(120元)、あとはダックを燻製する時に出た脂をかけた「鵝油拌飯」(25元)、麺類も頼んでっと。あ、忘れちゃいけないビールはセルフで取って来なくちゃ! メニューに「開瓶費」100元ってあるけど、お酒の持ち込みOKでしかも100元だけなの? めっちゃ良心的じゃない?

あっという間に料理が揃ったわ。まずはダックから…うおお、想像通り脂がジュワジュワ、だけどしつこくなくてするっとお腹に落ちていく~。肉質もこれでもかってほど柔らかくてしっとり。2人で来たから小さい方にしたけど、こりゃ大份で頼むべきだったわ。

ダックといえばさ、昔「ハワード・ザ・ダック」っていうB級SF映画があったんだけど、近年あの時代の作品のリブートが流行ってるじゃない? あれもやってほしいよね~。そんで半券持って来るとここで10%オフとかさ。そしたら、記事書いちゃう。

 

info

住所 

中山区吉林路105號

TEL 

02-2541-5238

営業時間 

11時半~21時

席数 

約60席

予算 

700元

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