高雄市左営区の「瑞豊夜市」管理委員会は6月8日(火)、新型コロナウイルスによる警戒態勢の煽りを受け7月にも閉業することを検討していると発表した。
同夜市は開業して23年に及び、台湾全土で最大規模の400店が加盟している。管理委員会によると、営業停止中の現在は1週当たりの損失額は約100万元にものぼり、6月末時点での総損失額は3000万元と見込んでいる。管理委は「地主が協力的な姿勢を見せず、政府からの支援もなければ7月以降の営業再開はない」とした。
なお同じく高雄市内の観光型夜市「六合夜市」は賃料がかかっていないため、営業停止中の支出はないとみられている。
また有名店や老舗店も大幅な減収により閉店を余儀なくされるケースも発生。大手チェーンでは5月の売上が通常の25~40%にとどまり、6月は10%を切る見込み。経済部の15.5~18.5%減との予測に対し、飲食業者は「楽観的すぎる」と批判。政府が実情を直視し、対応に当たるべきとしている。
(6月9日)