福島原発の汚染水排出 台湾政府「遺憾を表明」

 日本政府が福島第1原発の処理水を2年後に海洋放出すると決定したことを受け、台湾原子能委員会は4月13日(火)、遺憾の意を表明した。

 台湾では近海に33の観測ポイントを設置し、海水の放射性物質トリチウム含有量をモニタリングしている。農業委員会では汚染物質が海流に乗ってアメリカ西海岸へ流れると予測、台湾近海から北西太平洋における漁獲物の放射性物質量を測定していく方針だ。

 今回の決定に対し、日本国内及び台湾を含む諸外国でも抗議の声が高まっており、総統府広報官は「これまで複数回に渡り日本に反対の意思を示してきたが、日本が当初の決定を維持したことは遺憾だ」と述べた。

(4月14日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1.  花蓮縣で9月23日(火)、台風18号「ラガサ」による大雨で、縣中部の馬太鞍溪にある堰き止め湖から水…
  2. 大阪のお笑いを象徴する「吉本新喜劇」が10月18日(土)に台北公演を開催。抽選で読者3名に「鑑賞券」…
  3. 台北の新光三越・台北南西店にて大型企画が展開中。南側の南西1館では9月24日(水)より、地下食品フロ…
PAGE TOP