日本政府が福島第1原発の処理水を2年後に海洋放出すると決定したことを受け、台湾原子能委員会は4月13日(火)、遺憾の意を表明した。
台湾では近海に33の観測ポイントを設置し、海水の放射性物質トリチウム含有量をモニタリングしている。農業委員会では汚染物質が海流に乗ってアメリカ西海岸へ流れると予測、台湾近海から北西太平洋における漁獲物の放射性物質量を測定していく方針だ。
今回の決定に対し、日本国内及び台湾を含む諸外国でも抗議の声が高まっており、総統府広報官は「これまで複数回に渡り日本に反対の意思を示してきたが、日本が当初の決定を維持したことは遺憾だ」と述べた。
(4月14日)