カナダやドイツでアストラゼネカ(AZ)社製ワクチンの接種を控える動きがみられる中、中央流行感染症指揮センターは3月30日(火)の会見で、台湾ではこれらの動きに追従しない方針を示した。
カナダでは2月末より同社製ワクチンの接種を許可。しかし近頃、65歳以上における効果の検証が不十分だとして「予防接種諮問委員会(NACI)」では65歳以上の国民に接種を奨励しないことを公布。またドイツでも同じく接種者270万人のうち、31件の血栓発症が報告された。ワクチン接種により血栓が発生する可能性が排除できないとして、60歳以上の接種を禁じている。
一方、指揮センターでは検討を重ねた結果、4月6日(火)より感染者との接触がある医療従事者第1群から、医療機関に勤務する非医療従事者や集中隔離施設スタッフなどに接種対象を拡大することを発表した。
(3月31日)