桃園の製薬工場で火災発生 フィリピン人労働者が死亡

 桃園市蘆竹区の製薬工場で12月20日(日)正午に発生した火災はおよそ57時間に渡って燃え続けたが、22日(火)21時、消防隊によって消し止められた。

 火災があったのは旭富製薬所有の工場で、20日(日)生産ラインで爆発があり、飛散した化学溶剤に引火し、強風に煽られ近隣の4工場に広がった。鴻利紡織工場では21日(月)正午に消火したが、桃園製紙工場は古紙やパルプ約1万5000tを焼失した。

 桃園市長によると今回出動した消防隊員は505人で、消防車は100台超。環境保護局も空気の品質観測設備を備えた車両を派遣し、周辺の学校や住宅街の大気汚染状況を随時報告した。

 また同工場は保有するナトリウム量を200kgと申告していたが、現場で1050kgが見つかったことが判明。同社に対し危険物品管理辦法と消防法違反で最高70万元の罰金が科せられると話した。

 なおこの火事でフィリピン籍労働者1名が全身の90%に及ぶ火傷を負い、病院に搬送されたが21日(月)5時半過ぎに死亡している。

(12月22日)

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