1月19日(土)、ロサンゼルス発台北行きエバー航空便の機内で男性乗客からセクハラを受けたとして、同社客室乗務員の女性が組合代表とともに同乗客を訴えた件で、桃園市労働局は同社の人員保護義務怠慢などで最大50万元の罰金を科す方針を示した。
同乗客は体重200 kgと大柄な白人男性。車いすで搭乗し離陸後まもなく乗務員を何度も呼びつけては無理な要求を続け、2時間後同乗務員とほか2人に対しトイレの介助を要求した。下着を脱がせる際乗務員の1人が男性の下半身を毛布で覆ったが、男性は「下着だけ脱がせればいい」と怒鳴り乗務員の手を叩いたため、下着を下ろしていた乗務員の眼前に性器が露出。さらには排便後、尻を拭かせたうえ拭き方を細かく指示、下着を履かせるまでトイレから出ないなどと主張した。
同乗客は過去にも同社便の機内で下着をつけたまま排泄し問題となっていた。しかしながら同社ではブラックリストにも載せず放置しており、同乗務員は会社が悪質なセクハラからスタッフを守る気がないとして告発、波紋を呼んでいる。
(1月23日)