8秒間退室で罰金10万元 隔離中のフィリピン籍労働者

 高雄市内のホテルで隔離検疫中だったフィリピン籍の労働者の男性が、居室から廊下に8秒間出たとして10万元の罰金を科された件で、日本やアメリカの大手メディアの報道により国外の注目を集めている。

 男性は漁業に従事する移民労働者で11月13日(金)に入国。隔離検疫期間中の19日(木)、隣室にいる知人に渡すものがあり一時的に退室したところを監視員に見つかり、急いで部屋に戻った。フロア廊下に設置された監視カメラによると、室外にいたのはわずか8秒間だったが、高雄市衛生局では「感染拡大を確実に防ぐため」として罰金を科すことを決めた。

 この報道を受け日本では「徹底した対応」「日本も学ぶべき」「外国人に甘いのは日本だけ」といったコメントが寄せられた。一方台湾では「移民労働者が罰金を支払えないのでは」と心配する声もある。

(12月8日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 桃園市北区の高校で11月7日(木)、規則を破り携帯電話を所持していた学生に対し、担任教師が暴力で制圧…
  2. 台北MRT板南線で11月8日(金)夜、運行中の車両内に刃物を持った女が乗客の男性に切りかかり、男性が…
  3. 今年第25号となる台風「ウサギ(天兎)」が11月12日(火)深夜太平洋上に発生し、22号「インシン(…
PAGE TOP