桃園市に住む22歳の男性が今年2月、隔離検疫規定を破り外出、市政府衛生局より科された100万元の罰金が7月になっても未納だったことから法務部行政執行署桃園分署に収監された件で、男性はこの度拘留期間を満了し釈放された。
男性は2月29日、中国の厦門から帰国し、3月15日までの隔離検疫期間中、複数回に渡り外出。市衛生局では伝染病予防法違反により最高額となる罰金100万元の支払いを命じた。ところが男性は納付の意思を見せず、音信不通となったことから行政執行署は男性の預金を調べたところ、過去4カ月の記録によると残高は109万元だったが、男性が預金を移動させたため調査時点でわずか2737元が残されているのみだった。さらに財産状況の報告要求に対し、男性は「支払わないし出頭もしない」などと話していたことから、同局は7月、男性の拘留に踏み切った。
(10月27日)