日本で陽性判定の台湾人2名 出国時に陰性、試薬に疑問

中央流行感染症指揮センターは10月21日(水)の会見で、台湾から日本へ入国した3人に新型コロナウイルス陽性が発覚したことを報告。累計で13例となったことがわかった。

報告によると3人のうち2人は台湾におけるPCR検査で陰性と判断済み。さらに日本で使用している検査試薬マニュアルによると、真陽性の判定率はわずか73%にしか満たず、偽陽性の疑いがあるとした。

マニュアルによると、試薬は認可前のテストで30例の陽性を検出したものの、PCR検査では22例に留まっている。台湾からの出国時に陰性だった場合、日本で同試薬による陽性判定は偽陽性の可能性が高いと指摘した。

また陳部長は、同日時点で台湾から諸外国へ渡った人の陽性判定累計数はわずか49例で、さらに国内における接触者約1100人もすべて陰性との判定結果が出ていることから、検査の限定性を強調。いずれにせよ、マスクの着用など自主的な予防措置を採るよう呼びかけている。

(10月21日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

カテゴリー

ピックアップ記事

  1. 中秋節を前に台湾各地で「蛋黃酥」の争奪戦が激化する中、台中市に住む一家が総出で有名老舗菓子店に注文電…
  2. 台北MRT車内で9月末に発生した優先席を巡るトラブルで、発端となった高齢女性を蹴った男性が関係機関の…
  3. 屏東縣の食肉処理場で加工等を請け負う食品会社が、工業用の過酸化水素水を使用して豚の大腸を漂白し、全国…
PAGE TOP