台北市内各所に設置されたマスクの自動販売機の利用状況について、市議会議員が不振な状況にあることを指摘した。
王世堅議員によると、信義区に設置された3台の自販機で、最も少ない場合の販売数は1日当たり24セットに留まるという。自販機内には9枚一組で3000セットを内蔵している。
自販機の稼働時間は1日8時間で、傍には案内スタッフも配置。市内では現在コンビニ1400店と800軒の薬局、さらに健康サービスセンターでもマスクを販売しており、比較すると自販機の利用率は低く、人件費の無駄遣いと批判した。これに対し、資訊局では将来的に自販機の用途を拡大することも視野に入れており、市内でさらに設置個所を増やす計画を推進するとコメントしている。
マスクの販売に関し、ネット予約やコンビニ受取など進化する一方、高齢者らは薬局での販売継続を願う声を発している。
(5月6日)