台北市中正区にある「国家音楽廰」にて2月28日(金)~3月1日(日)の3日間に渡り公演を行ったオーストラリア籍の音楽家が、帰国後に新型コロナウイルスに感染していたことが判明した件で、中央流行疫情指揮センターはこの公演に関わった団体及び学校に対し自宅検疫などの措置を採るよう指示した。
この音楽家は3日(火)オーストラリア・ブリスベン行きのフライトで帰国し、5日(木)に感染が発覚。2月23日(土)にイギリスからタイのバンコク経由で台湾に入っており、27日(木)から咳や鼻水などの症状が現れ診療所で医師の診察を受けたが、翌日から予定通り公演を行った。
同指揮センターでは公演に関わった台湾芸術大学の教師5人とその後教師の授業を受講した学生8人に14日間の自宅健康管理を指示。そのほか音楽家を取材したメディア関係者など計21人を濃厚接触者と認定し、自宅隔離させている。
なお国家音楽廰では近日中のイベントをキャンセルし、全館消毒を行っている。
(3月11日)