台湾交通部は6月18日(火)、配車サービス「Uber」のドライバーに対し、初回の「タクシー運転士資格試験」を実施。約400人のドライバーが受験した。
Uberは2013年、台湾に進出したものの、一般車両が金銭を授受する〝白タク行為〟として批判されたほか、罰則の強化などを受け17年2月にサービスを停止。しかし同年4月、レンタカーサービスとの提携でサービスを再開したが、タクシー業界からの抗議により交通部が今年2月、関連規則の改正案をまとめていた。
改正案では「レンタカー」としてドライバーが乗客から乗車賃を徴収することを禁じているほか、乗車賃の基準を日数または時間数に規定、さらに1時間以上の乗車の場合に限るなど厳しい内容が盛り込まれ、10月から取り締まりが開始される。
運転士資格試験は9月までに7回行われる予定で、今後サービスを継続する場合は合格が必須。受験したドライバーの中は、資格とサービスの質は別問題であるとして、交通部の管理体制を〝時代遅れ〟と批判する声もある。
(6月19日)