Youtuber「反骨男孩」が6月15日(月)、顔を黒塗りにし踊りながら棺を担ぐ「棺ダンスチャレンジ」の動画を公開。これに対し、台湾に帰化したアメリカ出身のバスケット選手クインシー・デイヴィスが自身のIGアカウント上で痛烈に批判した。
「棺ダンス」はアフリカ・ガーナの葬儀会社が2015年に始めたサービス。死者を陽気に送る様子が好評となり、SNSを通じて世界に拡散された。
「反骨男孩」の3人は顔を黒と茶色に塗り、棺に見立てた箱をかついで路上の一般人を巻き込みパフォーマンスを行い、記録した映像を公開。デイヴィス選手は「これが台湾人のやるべきことか? 冗談では済まされない」「アメリカで経験してきたのと同じことが台湾でも起きた」と非難した
顔を黒く塗るパフォーマンスはアメリカの「ミンストレル・ショー」を始め、欧米やアジア各地で19世紀に流行。しかしいずれも奴隷制を背景に黒人を貶めるとして、代表的な人種差別の手法としてみられるようになった。
(6月16日)