桃園市の客室乗務員組合「空服員職業工會」は5月13日(月)よりストの可否を問う投票を開始。初日には500人が投票したことがわかった。
同組合にはエバー航空の客室乗務員の一部が加入。同社に対し給与の増額や深夜便などの勤務スケジュール改善、ステイ先での手当増額など待遇面での改善を要求する労使交渉で会社と決裂している。会社側はストに参加したスタッフのボーナスや昇給取消のほか、自社便の割引や優待チケットの使用権を停止することを通告した。これについても組合側は労働者の権利侵害だとして抗議する姿勢。
同組合の会員は現在5933人。うち過半数となる2967票の同意票が集められればストを決行できる。しかしながら同組合に加入する競合他社がエバーのストを後押しする構図にならないよう、全体の過半数のほか自社職員の8割の同意も必須としている。
なお6月の端午節時期にストが決行される可能性があるとして、旅行業者は顧客に対し保険の加入を勧めている。
(5月14日)