台湾立法院は 6月23日(月)、「身心障礙者権益保障法」第53条の改正草案を可決。これにより「博愛座」は今後「優先席」と名称が変更され、利用対象も従来の「身心障がい者及び高齢者・女性・子ども」から「身心障がい者または実際に必要とする者」に拡大される。
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今回の法改正は、優先席を巡り世代間の衝突や譲り合いをめぐるトラブルが度々発生していたことを受けたもの。特に若年層と高齢者の間に摩擦が生じ、ネット上では「博愛座=搏鬥座(格闘席)」と揶揄されるなどしていた。
交通部も今回の改正に伴い「公共交通機関のバリアフリー施設設置規定」の関連条文を半年以内に修正予定。
衛福部長の邱泰源氏は「名称変更は、社会の愛と包容の精神をよりよく体現するものであり、多様性と配慮を尊重する一歩」と述べ、改正の意義を強調した。
(6月24日)