台中市の旅行社「凱翔旅行社」が財務上の問題により休業を発表。同社で販売していたツアーに申し込み、参加費用を支払っていた消費者らが消費者保護處に訴え出ていることがわかった。
同社は2006年に資本金600万元で創業。同處によると長期に渡る累積赤字を抱えており、交通部観光署から3カ月の休業を命じられていた。報道によると同社では日本やベトナム、エジプト、トルコのほか、フランス・ベルギー・オランダ周遊ツアーなどを販売済み。中でもある企業が予定していた日本の名古屋行き4泊5日の社員旅行は10月14日(月)に出発を予定、1人当たり3万9000元の参加費を支払い済みだったが出発前日にキャンセルを告げられたという。参加費は払い戻されておらず、旅行社の入り口は施錠され社員や責任者らの姿もないという。
なお同社は旅行業品質保証協会に加盟しており、賠償責任保険に加入しているため、被害に遭った消費者は同協会を通じて賠償を求める方針。
(10月14日)