腸病毒流行で500学級が休講 手足口病など6市縣8地域で拡大

衛生福利部疾病管理署の統計によると、台湾全域における「腸病毒」感染増を受け4月末~5月1週目の救急外来受診者数が1万6240人にのぼり、前週に比べ13.4%増で同期比として過去最高を記録したことがわかった。また腸病毒の感染拡大を受け、全土167の学級が休講。1カ月当たりの休講数は552学級にのぼる。

腸病毒とは、エンテロウイルスによって引き起こされる全身性疾患の総称。日本で言われる手足口病がこれに当たり、発熱のほか手足や口腔内の水泡が特徴となる。

疾病管理署では、現時点で重症者及び手足口病の原因となるA71型ウイルスが確認された6市縣8地域をハイリスク地域に認定し、住民らに注意を呼び掛けている。A71型ウイルスが確認されたのは新北市中和区、板橋区、淡水区、桃園市平鎮区、台中市大肚区、雲林縣大埤郷、屏東縣内埔郷。また重症者が発生したのは高雄市三民区。

なお腸病毒の流行は例年6月初旬から中旬がピークとなり、夏休みには収束するという。

(5月7日)

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