台北市で2月28日(水)より、自転車シェアリングサービス「YouBike」の使用料を開始から30分間無料とする施策が開始された。これにより、市内では朝や夕方の利用ピークタイムの使用率が上昇している。
こうした状況を受け、インフルエンサーグループ「反正我很閒」が自転車を〝確保〟する裏ワザを紹介する動画を公開したところ、市交通局の謝銘鴻・局長が「モラルはどこにあるのか」と批判。同グループは翌日動画を削除し、謝罪を投稿した。
同グループが紹介した裏ワザは、自転車を返却する際にサドルを反対に向けておくというもの。自転車に故障が発生した際、同様にサドルを反対に向け返却しておくというルールを悪用し、自転車の故障を偽装する手法だった。
これに対し謝局長は「こんな独善的な小賢しさは不要だ」「社会のリソースを浪費している」と厳しく糾弾。多くの閲覧者からも批判が寄せられたほか、台北市の蒋萬安・市長も、みだりにサドルを反転させないよう市民に呼び掛けている。
(3月3日)