新北市深坑区で2月20日(火)、火災が発生。この火災による煙が台北・新北両市に広がり、悪臭と大気を汚染していることが報告された。
@自由時報
火元は深坑区北深路三段にある連棟建築の地下室で、新北市消防局が通報を受けたのは同日14時頃。火の勢いが強く建物の1~3階まで広がり、周囲一帯は黒煙に包まれたが、18時半頃に消し止められた。
なお火災があった建物はブルートゥースイヤフォンやドライブレコーダーなどの製品を保管。製品に内蔵されたリチウム電池が火災で焼け、悪臭を放出したことがわかった。
火災による悪臭と煙は台北市にも影響を及ぼし、市教育局は同日17時、学生はマスクを着用し戸外活動を取りやめ屋内に変更、また教室の窓を閉めるよう指示した。
悪臭について、風向きと風の強さにより21日(水)には桃園と新竹も悪臭被害を受けているが、日を追うごとに改善される見込みだという。
また同日夜、嘉義縣のごみ処理場でも火災が発生、周辺住民が悪臭に悩まされている。
(2月21日)