台北市政府警察局特別捜査チームが最近、2日連続で台北MRTに脅迫メールを送った容疑で中国籍の男を指名手配したことがわかった。
捷運警察隊によると、MRTのカスタマー向けメールアドレスに1月27日(金)、爆弾を仕掛けたとする脅迫メールが、翌28日(土)には無差別殺人を予告する内容の脅迫メールが届き、各駅では警備を強化していた。
一方、今回の事件で設置された特別捜査チームの調査により、犯人が使用していたIPアドレスが海外のVPNを通したものであることが判明。過去2年に台湾高速鉄道や台湾鉄路、台北メトロ、総統府などの政府機関に同様の脅迫メールを送っていた事件との関連を探るなか、〝唐澤貴洋〟を騙ってメールを送っていた中国籍の大学院生と手口が似ていることから、同一人物である可能性が浮上。現在、中国に帰国しているこの人物を指名手配したという。
同時に警察側は模倣犯による犯行の可能性も考慮し、引き続き捜査に当たっている。
(1月29日)