台中市に住む60歳代の女性が、長期に渡り鼻水と鼻血が流出する症状に悩まされ外来を受診したところ、鼻腔内に「親知らず」が生えていたことがわかった。女性は手術を受け抜歯、術後の経過は良好だという。
女性によるとこの10年ほどひどい鼻づまりと鼻水、時には鼻血が流れ出る状況に悩まされ、夜もよく眠れず生活への支障が大きかった。しかし何度病院を訪れても診察では鼻炎と診断され、処方薬を服用しても症状が快復しなかったという。
今回医師は上唇の内側を切開する従来の術法ではなく、3Dナビゲーションシステムを採用し鼻腔から切開。摘出されたのは「埋伏智歯」の一種で、歯茎から鼻腔に突き抜ける形で生長。およそ2cmの大きさだった。
(12月6日)