欧州聯盟委員会は12月21日(火)、台湾における「COVID-19ワクチン接種証明書」とEU発行の「ワクチン接種デジタル証明書」には同等の効力を持つことを可決。22日(水)より発効することを明らかにした。
中央流行感染症指揮センターはこれについて、現時点で台湾では黄色い証明カードを配布しているが、デジタル版の証明プラットフォームはすでに開設しており、近日中、今年末にも公布、使用を開始することを発表。これにより台湾でワクチン接種を受けた人が欧州を訪れる場合、黄色い証明カードを持参する必要がなく、通関スピードも大きく短縮される。また搭乗72時間前のPCR検査による陰性証明の提出も不要で、入国後の隔離も免除される。
なおEUは来年2月1日より、ワクチン接種証明の有効期間を9カ月(270日)とし、訪問時の残存日数がこれに満たない場合には再度ブースター接種が必要になるとしている。EUのワクチン接種証明システムにはEU27カ国とシェンゲン協定加盟国28カ国にて有効。
(12月22日)