おふくろの味で年忘れ
今年でなんと創業22年目を迎えた「小鶴日本料理」は、在台日本人をはじめ、日本からの出張者にも長く愛されてきた老舗の和食居酒屋だ。刺身にフライ、煮付け、焼き物と豊富な魚料理に定評があるが、靴を脱いで寛げる掘りごたつ式の店づくりも、日本人の心をつかんで離さない所以だろう。
もちろん魚料理もめっぽううまいのだが、ほかにも酒の肴に食べたい「おふくろの味」というべき料理を各種揃える。たとえば「揚げだし豆腐」(70元)は噛むほどに出汁の旨みが滲み出し、栄養満点の「レバニラ炒め」(160元)は日本の食堂の味そのもの。明太子や鮭など具が選べる「焼きおにぎり」(90元)を〆にして、ビールや焼酎のグラスを傾けよう。
毎日でも飽きない昼定食
今回は忘年会シーズンに合わせ「懐石コース」が200元引きに。マグロやイカなど台湾の海で捕れた鮮魚が自慢の「刺身盛合せ」に、前菜、焼き物、揚げ物、煮付け、茶碗蒸し、ご飯もの、鍋、水菓子まで豪華全八品。揚げ物は写真のアジフライをはじめ、天ぷらに唐揚げなど、鍋も石狩鍋やちゃんこなど、止めのご飯ものは寿司、稲庭うどん、ざる蕎麦まで、好みに合わせ自由にカスタマイズできる。また2時間の「飲み放題」は、ビール・焼酎・ハイボール・サワーなど計10種以上が対象。
そのほかランチにはお得な定食を出す。皮目パリッ、身はふっくら香ばしく焼き上げた「さんま塩焼き定食」(300元)、特製和風だしに漬けてカラッと揚げた「唐揚げ定食」(250元)など、基本を押さえた約10種のメニューを用意。毎日通っても飽きない味が、近隣の会社勤め人を中心に好評を呼んでいる。師も走る年末、少人数から大所帯まで幅広く利用できる同店で、気取らずゆるゆるとした日本式のおもてなしに癒される時間を。
Info
住所
中山区林森北路159巷38號
TEL
02-2563-7808
営業時間
11時半~14時、17時半~23時(ラストオーダー各30分前、土曜・祝日は夜のみ営業、日曜休み)
席数
55席、個室1(最大10人)、店内貸切り可
予算
ランチ210元~、ディナー500元~
エリア
林森北路