スペインの街角を再現
MRT「國父紀念館」駅からほど近く、シックな装いのカフェやバーが大人の散歩道といった趣の延吉街。ここに6年前の夏オープンしたのがスペイン料理店「La MESA」だ。扉を開けると、むき出しのレンガの壁にランプ風の照明、カウンター横に掛けられたブラックボードのメニュー表…まるで現地の居酒屋〝バル〟さながらの空間が広がっている。
東京育ちのオーナー葉さんが、大好きなスペインの味をより多くの人に楽しんでもらいたいと始めた同店。メニューはスペイン暮らしの長かったフランス人シェフが、本番のレシピを元に監修した。スペイン産の材料を多く使い、現地の味を忠実にしつつ、一方塩分は控えめにアレンジしている。スペイン人をはじめ欧米人も多く訪れるのだとか。
本場仕込みのパエリア
今回のサービスはバルの定番、アヒージョ。新鮮なスペイン産オリーブオイルを惜しみなく使い、具材をオイル焼きにする。40種ほど揃える各国ワインや、前日に仕込む自家製サングリアと合わせて堪能しよう。
気になるパエリアはエビ、チョリソー、鶏肉入りのオーソドックスな「ハウスパエリア」(950元)に、イカスミ入り「アロスネグロ」(850元)の2種類。スペイン産のサフランとパエリア用の米「ボンバライス」を使い鉄のフライパンで作り上げる。固めに仕上げたライスのパリッとした食感に、エビと貝の出汁が効いた同店の看板メニューだ。注文から30~40分かかるので、早めのオーダーがオススメ。
等級「チョイス」の米国産牛肉を使う「タパスステーキ」(680元)など肉料理に、焼きプリン「クレマカタラーナ」(180元)などのデザートもあり。カップルで、仲間同士で、あれこれシェアして楽しみたい。
Info
住所 大安区延吉街137巷33號
TEL 02-2778-7676
営業時間 17時半~24時(ラストオーダー21時、金・土曜21時半)
席数 60席
予算 500元~
※最低消費500元、要別途10%サービス料