素材本来の味を
台北では数少ない和風オムライスや手捏ねハンバーグがイチオシのニューフェイス「ほんみキッチン」。「ほんみ」とは造語で、食材が持つ「本来の味」を知って欲しいというオーナー詹さんと、シェフReyesさんの想いに由来している。
日本で暮らした事のあるオーナー・詹さんの流暢な日本語に心がほころび、シェフ歴8年のReyesさんが腕を振るう料理たちに胃袋が喜ぶ。そんな「ほんみキッチン」は、SOGO復興店8階のイタリアン「TRASTEVERE」の日本人シェフの下で3年間修行を積んだ2人が、満を持してオープンさせたお店だ。
ほっこりサービス
「デミグラスソースのオムライス」(270元)は3日間かけてじっくり煮込んだソースが、素材の味を邪魔しない濃度に仕上がっている。自家製のゆずドレッシングでさっぱりといただく「自家製手作りハンバーグ」(330元)や、毎日農家から直送される質のよい卵を使った「カルボナーラ」(270元)、栄養価の高いビーツを練り込み、赤い色がアクセントになった「キノコのニョッキ」(300元)もオススメだ。
目を楽しませてくれるのは、猫のクッキーをあしらった「ティラミス」(150元)や「黒ゴマレアチーズケーキ」(120元)など、旬の台湾フルーツを使った詹さんの手作りスイーツ。節分など日本独自のイベントに合わせたデコレーションも好評だ。
3日前までにリクエストすれば、要望に応じた食材を用いてスイーツや料理を用意してくれるという。おもてなしの精神がステキだ。
かわいらしい雰囲気の店内だが、アルコールの取り扱いもあり。期間限定のビールのキャンペーンはぜひ利用したい。日本語の得意なオーナーとゆっくり語らえば、知らずと夜も更けてゆくことだろう。
Info
住所 信義区忠孝東路四段553巷4號
TEL 02-2764-2306
営業時間 11時半~14時半(土日は~16時半)、17時半~21時(月曜休み)
席数 24席
予算 250元~