特急列車「普悠瑪號」6432便による脱線事故を受け、鉄路管理局は10月30日(火)より「普悠瑪號」、「太魯閣號」で運転士と運転士助手の2人を乗務させる「ツーマン体制」を導入。運転士助手は運転士の補佐役として、走行状況などに注意を払う役割を担う。
現在、普悠瑪、太魯閣號の1日当たりの運行数は、平日50便、休日56便。今回のツーマン運行に際し57~62人の助手スタッフを手配した。また行政院は台鐡に対し、2818人の増員を要請。今年すでに1907人を増員し機械電気設備、エンジニアとして研修及び養成を行う。
なお今回の事故をきっかけに、台鐡の慢性的な人員不足が露呈。職員の話では車両の点検などを行う検査員に関して特に顕著で、1日3交替制を2人でこなし、運行後の車両安全検査を完了させないまま翌日走行させるなどしていたという。
なお今回の事故で犠牲になった18人の合同葬儀が31日(水)、台東市立殯儀館にて行われ、事故車両を運転していた運転士も参列した。
(10月31日)