台北市中正区の台湾大学病院で、4月21日(月)、東棟の外壁補修工事の足場が崩れ、インドネシア籍の工員が死亡する事故があった。
@公視新聞網
事故は同日朝8時半頃に発生。工事の足場が突然倒壊し、落下した資材が走行中の車両を直撃したが、運転士にけがはなかった。工事を請け負っていた施工業者はこの事故による負傷者はなしと報告したが、午後になり外国籍の工員1名の行方がわからなくなっていることを遅れて報告。倒壊した足場を手作業で撤去したところ、22日(火)未明に49歳のインドネシア籍男性の遺体を発見した。男性はすでに死亡していたという。
外壁補修工事の工期は2021年12月から26年3月の予定で、外壁のタイル落下を防ぐための安全対策工事だったという。事故原因について、市管轄機関は「取り外した資材を隣接する足場に過剰に積載し、耐荷重を超えたことで倒壊した」と発表。現場責任者は「当時、工事はまだ始まっておらず被害者は開始前に現場にいた」としているが、過失致死の疑いで送検された。
(4月23日)