人気ビュッフェ店で食中毒 営業停止命令も従わず罰金

信義区のビュッフェレストラン「INPARADISE 饗饗」で1月5日(日)に食事をした9名の客が、翌6日(月)に嘔吐や下痢、腹痛などを訴えた件で台北市衛生局は7日(火)、同店に営業停止を命じた。しかし同店は同日夜も営業を続けており、衛生局は命令書を送達し、従わない場合は3万~300万元の罰金を科すと警告した。

調査によると、食中毒症状を発した9名全員が刺身、生牡蠣、ホタテなどを食べていたが、現場に同じ食材が残っていなかったため、キッチンや店内とスタッフから検体を採取し、検査している。結果は1~2週間後に判明する見込みで、食品中毒が確認された場合、6万~2億元の罰金が科される可能性がある。

さらに、冷蔵庫内の食材が密閉されておらず、壁面の汚れも判明。3日以内の改善がない場合は罰金が追加される。
また、店側は被害客と連絡を取り、衛生局の調査に全面的に協力する意向を表明。店内の自主点検と清掃作業を実施する。なお被害者は9日(木)時点で39名と報告されている。

(1月9日)

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