詐欺被害受けた母と娘が自死 警察官の心無い言葉が原因か

資産運用詐欺に遭った母娘が、12月8日(日)、台北市内湖区の自宅で自死した件で、母親の残した遺書から事件の取り調べを担当した警察官が発した軽率な言葉が2人を追い詰めたとして、当該の警察官が処分を受けたことがわかった。

母娘は55歳と28歳で、調べによると2人は今年7月、SNS上で著名な投資・資産運用インフルエンサーの名を騙る詐欺広告ページを見つけ、グループに加入。母親はその後複数回に分け詐欺グループの実行犯と面談、1200万元を渡した。さらに自宅を担保に借り入れた170万元も渡していたことがわかった。
しかし後に詐欺被害に遭ったことに気づき12月4日(水)警察に電話で通報。電話を受けた31歳の警察官が「よく生きていられる(妳還活著喔)」「死んで来たらどうだ(妳怎麼不去死一死)?」など心無い言葉を発し、これが2人を死に追いやる原因の1つになったとされる。
なお詐欺の主犯2人は逮捕され、取り調べを受けている。

(12月11日)

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