小林製薬の紅麹を使用したサプリメントなどによる健康被害について、台湾消費者保護協会は9月27日(金)、台湾地方法院にて被害者55名に代わり総額1億6800万元余りの賠償を求める集団訴訟を提起した。
日本の厚労省によると、腎機能障害など健康被害の元凶は製品に青カビが混入したことで発生した「プベルル酸」という成分。9月までに日本では502人が入院し、120人が死亡している。
同協会によると、台湾の被害者らは小林製薬の現地法人や輸入業者などに対応を求めたが、詳しい説明などがなく返金のみであることから、台湾のメーカーを含む関連6業者を相手取り訴訟を起こした。
(9月28日)