台北市大安区で3月19日(火)夜、3階建ての住宅の1階部分の倒壊が発生。当時、建物内部に人はいなく、通報を受け駆け付けた消防局が周辺にテープを貼り立ち入りを禁じている。
@自由時報
建物は大安区文昌街に面し、築57年の老建築。老朽化が進んでおり、同日夜22時頃、2階部分の床が落ちる形で1階が潰れたほか、2階と3階の壁面も崩れ、周辺住民は大きな音に驚いたという。
台北市建築管理工程處によると、台北市建築士公会に構造の安全性について調査協力を求め、さらに倒壊の原因を探るとしている。
この建物には長期に渡り住民や利用者がなく、倒壊当時も無人だった。しかし面した道路には瓦礫が散らばり、消防局が片づけ道路を通行できるようにしたほか、1階の「騎樓」下に停めてあったバイク6台に瓦礫が直撃、また埋もれたという。
建築管理工程處は建物の所有者に対し、老朽化した建築物を放置したとして管理責任を問う旨の書簡を送った。
(3月20日)