台湾版デジタル性犯罪事件 主犯の男らに30年を求刑

チャットアプリ「テレグラム」を通じ未成年の少女を脅迫し性的に搾取していた男ら6名が逮捕された事件で、台中市地方検察署はこの度、うち3名を児童青少年性的搾取防止条例違反などの罪で懲役30年、ほか3名に5~10年を求刑した。

男らは2021年に韓国で発生した「n番部屋事件」を模倣し、カメラマンやモデル事務所などを自称。テレグラムを通じてモデル志望などの少女たちを勧誘し、モデル事務所との虚偽契約を結んだ後で裸の写真を送らせた。少女たちは体内に異物を入れさせられたり、排泄物を飲食させられたりし、行為や撮影を拒否すると「学校や家族にばらす」と脅迫され、強制的に継続させられた。さらに少女たちに学校の制服を着せ身分証を撮影、住所や学校を把握して要求に従わせていた。被害者の数は86人にのぼり、最年少はわずか9歳。うち数名は自殺を図っている。

検察によると男らは画像や映像をインスタグラムのコミュニティを通じて販売、3カ月で800万元余りを得ていたという。

(12月8日)

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